円買い介入

日本当局は21日に円が対ドルで32年ぶり安値に落ち込んだ後、円買い介入に恐らく300億ドル(約4兆4000億円)余りを先週費やしたと、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)がトレーダーらの推計を基に伝えた。 財務省当局者は介入を実施したかどうかについてコメントを避けたものの、政府に近い関係者2人が介入があったことを確認したとFT紙が報じた。関係者の氏名は示していない。 円相場は米国時間21日に急反発し、日本経済新聞は日本当局が再び介入したと報じた。政府・日銀は先月、円が1ドル=145円90銭に下落した後、1998年以来となる介入に踏み切った。財務省は円を支えるため9月に約200億ドルを費やした。